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====タビ本====
旅の前or後にこんな本はいかがでしょう
■小心者の海外一人旅 -僕のヨーロッパ放浪日記-
 越智幸生(著)/PHP文庫
32歳、独身、小心者。何を隠そう私も小心者ゆえに、本の裏のこのあらすじを見て 思わず買ってしまった。ただでさえ心細い一人旅に加えて小心者ときたら、旅先でつねにビクビクビックルしていなければならない。しかし旅慣れた人のすいすいタビより、小心者の汗かき旅の方がリアリティがあって、目線も下がっていて面白い。特に著者の細かい旅先の描写はスゴイ。ヘタクソなイラストも いい味出してます。飛行機で思わず「ティキン(チキン)・プリーズ」と言ってしまう某CMを思い出します。
■どうにかこうにかワシントン
 阿川佐和子(著)/文春文庫
テレビキャスターをやめてワシントンに住んだ1年間をまとめたエッセイ。渡米の目的は留学でも仕事でもなく、「外国に住む」という超ド シンプルなもの。「なぜそんな無謀なことを」「帰ってきて仕事がなかったらどうする」など、まわりの否定的な反応も「人生、その気になればなるようになる。」というアガワさんのおおらかさがいいなと思いました。案の上、現地で難問続出するわけですが、彼女のもちまえの天然ポジティブ?パワーでのりきっています。
■キリコ・ロンドン
 玖保 キリコ(著)/角川書店
「マジカル・ヒステリーアワー」や「動物占い」のイラストで有名な著者。この本を読むまで、キリコさんがロンドン在住でイギリス人の御主人がいらっしゃるとは知りませんでした。内容は、「PCfan」というパソコン雑誌に掲載されていた「電脳倫敦日記」というエッセイをまとめたもので、マンガとエッセイによる構成。慣れない土地ロンドンでのホームシックの様子や、初めての子育て話など。カラーマンガ(PCで描いてる?)&エッセイともに見どころアリです。Macユーザーの少ないイギリスでパソコンと奮闘するエピソードなど、同じMacユーザーとして楽しく読みました。
■サザエさん旅あるき
 長谷川町子(著)/朝日新聞社
まんが家さんの旅本はおもしろい…。そう気付いた今日このごろ。この本はわたくしの愛読書です。私の持っている本は今は亡き姉妹社という出版者から出ているものですが、調べてみると朝日新聞社から今も販売されていました。まだ海外旅行などが珍しかった時代、サザエさんの印税で?海外、国内旅行された時のエピソードや子供時代のお話など、ほのぼのと描かれています。長谷川さんのお母様と旅行されることが多かった様で、お母様のネタ、キャラクターが面白いです。そして旅行先での観察力などは、やはりプロまんが家さん…。とうなる所あり。何かしらおもしろいネタを見つけるユーモアセンスはさすが天下のサザエさんの著者ですね♪
■ロンドン・デイズ
 鴻上尚史 (著)/小学館
劇団第三舞台の主宰者である著者の、ロンドン・ギルドホール演劇学校への留学記録。言葉の壁の問題、演劇学校と生徒と共に学ぶレッスンの模様など。1年間の生活の中で生まれたエピソードをコミカルかつ、いくつかの批評も交え紹介しています。日本での地位をわきに置いて、演劇学校の若者達に混ざって演劇の基本を学び、新鮮な視点で描かれているので、面白く読め、知識としても充実した内容に仕上がっています。
※「ドン・キホーテのピアス」シリーズ第4弾、文庫版「ドン・キホーテのロンドン」もあります。『週刊SPA!』に掲載されていたもので、内容は「ロンドン・デイズ」のエッセイ版です。中川いさみさんのイラストが付いていてこちらも面白いです。
■旅のグ
 グレゴリ青山(著)/旅行人
著者のグレゴリさんが、旅先での体験をつづった漫画エッセイ。
へたうま調のイラストがいい感じです。
鼻から息が抜ける笑いがなんとも言えません。

■旅で会いましょう。大人の週末バックパック
 グレゴリ青山(著)/メディアファクトリー
富山から定期船でロシアへ。その他台湾・上海・韓国旅行ネタ等。
ロシア行きの船でさすらいバイカーのおじさんに求愛される様子は
かなり面白いです。
■ふたたびの旅。―大人の週末バックパック
 グレゴリ青山(著)/メディアファクトリー
これまで行った場所にふたたび訪れてみようと思いたった
著者が描く漫画エッセイ。ベトナム陶芸ツアーや釜山・上海・
マレーシア・バリ旅など。
■アメリカ居すわり一人旅
 群 ようこ(著)/角川文庫
貯金をはたいてのアメリカ1人旅。語学力・忍耐力なしという状況
ながら、アメリカで奮闘する群さんの様子がユニークな語り口で
書かれている。電車でこれを読んでいて、声を出して笑ってしまった
位面白い1冊です。群さんが人につけるアダ名が面白いので注目。

■ベトナム怪人紀行
 ゲッツ板谷 (著)/スターツ出版
不良デブ(著者)と兵隊ヤクザ(旅仲間鴨志田穣氏)の二人が
以前訪れたベトナムで「たくさんの怪人と出会う」ことを目的に
ベトナム旅に再挑戦。ベトナムの怪人達との交流を綴った紀行本。
ゲッツさんの本はとにかく写真の横に添えられたコメントが
面白い。兵隊ヤクザ鴨ちゃんの妻、西原理恵子さんのイラストも
旅の様子を面白く表現していて必見です。この本はシリーズで
他に「タイ怪人紀行」と「インド怪人紀行」があります。

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