【1日目】
●広州→桂林へ
今回の旅は私&我が母と、今回の旅のツアコンをしてくれる従兄弟のお嫁さんという
異色のメンバーでの旅。関西国際空港より14時35分に出発の中国南方航空にて広州
へ。ほぼ定刻に飛んだ便は、17時10分に広州に着き、乗継ぎ便まで時間があったの
でお茶をすることに。従兄弟のお嫁さん(以後奥さん)の知り合いで現地のツアコン
をしている除さんと落ち合い、中華料理の店で「八宝茶」なるものを飲む。急須の先
が1mほどもあるジャンボ急須で上手にお茶を入れてくれる。味はほんのりあまく、
やさしい漢方薬といった味でした。除さんは超マシンガントークでだーっと自分の仕
事の話をまくしたてた後、時間がきたので見送りをしてくれ、別れ際にライチをくれ
た。日本ではあんまり売っていないので珍しくてうれしかった。その後広州乗継ぎ便
に乗り、19時15分に広州空港を出て、20時5分に桂林に着いた。現地では、りょう
さん(漢字を聞き忘れました。失礼。)というガイドさんが出迎えてくれて、ホテル
まで連れて行ってくれました。元赤信号の渡辺さんを眠たくしたような、まったりし
た顔のおじさんでした。ホテルに着いて、さっそく夕食で、ホテルのレストランで食
べたのですが、どれもおいしくて初日からうれしくなった。ゆっくり食事をしていた
ので食べ終わると11時頃でびっくりした。ホテルの向かいに露店がいっぱいでてい
たのでひやかしに行くことにした。骨とう品や服などがたちならんでいたが、骨とう
品は本物かどうかは疑わしかった。店のひとつにはんこ屋さんがあったので奥さんに
交渉してもらい、大モメにモメた末、彫り代も入れて3本1,000円で作ってもらう
ことに。翌日の夜にもらう約束をして部屋に戻った。
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【2日目】
●璃江下り
朝食の後、ガイドのりょうさんと共に車で1時間位走って乗り場に到着。なかなか豪
華な船で、ガラス張りの船内はクーラーがきいていて快適であった。日本人客は他に
はいなくて、ほとんど欧米からきた年輩の人だらけだった。他のお客さんより早く着
いていたので窓際席をゲットできた。甲板に出ることも出来て、上に上がるとビデオ
をまわしている人や写真を撮っている人でにぎわっていた。間近にみる水墨画さなが
らの景色はダイナミックで感動した。30分程外の景色を楽しんでいたが、直射日光
にやられてそう長くは外にいられなかった。あとは船内からお茶をのみつつ景色を堪
能していたが、そうこうしているうちにお昼時間に。午前中、調理していたためかず
っと船内にいいにおいがただよっていておなかが猛烈にすいていたのでがんがん食べ
れた。桂林なので桂花酒というキンモクセイのお酒があって、それをちびりとやりな
がらの中華料理は絶品でした。からあげが異常においしくて(おそらくしめたて)
感動した。8品くらい食べきれないくらいの大皿が来て、お食事は終了した。満腹に
なったところで到着、「陽朔/ようさく」という所で降りた。海外から来たバックパ
ッカーのたまり場らしく、旅行者でにぎわっていた。

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↑船尾には厨房が。そこから
おいしそうな香りがぷお〜んと… |
↑とにかくどれもおいしい。特に
しめたて(!?)の鶏唐揚げは絶品 |
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●陽朔&象鼻山
おしゃれなカフェやおみやげ店がならんでいて、少ししか自由時間がなかったのが残
念な感じであった。CDショップで中国製のスパイスガールズCDを1枚40元でゲッ
ト、ジャケットに「辣妹子合唱団」とあってときめいた。「Wannabe=我要」
これにもときめいた。近くのお店でチャイナ服風のシャツを2枚買い、おみやげ用に
「自転車王国」と書かれたTシャツとパンダの絵付きTシャツを買った。そこからは
車で観光。1時間程走って象鼻山という観光名所へ。川岸で象が水のみをしている様
にみえる岩で、川っぷちにあって、ボートで対岸に渡れば近く迄行けるのだが、写真
を撮るだけにして渡らなかった。そこら一帯は公園になっていて、少し散策したり写
真を撮った後、次は畳彩山という所へ。山頂に登ると見晴らしがよいらしかったのだ
がかなり高そうだったので手前の展望台であきらめた。そこは靴を脱いでくつろぐ人
や、携帯電話でしゃべっている人、太極拳とも何ともわからない不思議な体操をして
いるおじさんがいた。みかんを食べつつ眺めを楽しんだあと、下へ降りるとりょうさ
んが山頂を眺めてたそがれていた。(しかも階段に片足をかける波止場スタイルで)
りょうさんはあんまりやる気のない感じの不思議な人であった。

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↑バックパッカー多しの陽朔 |
↑象鼻山。象さんがお水を飲んでる? |
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●夕食を楽しむ
お昼にたらふく食べたにもかかわらず、さっそく夕食。しかし歩き回っていてほど
よくお腹がすいていたので難なく食べられた。中国では最初のビール1本はサービス
で、(もしかしたら料金に入っているかもですが)ビーフンやスープ、卵豆腐、にん
にく味の野菜炒めなんかが絶品で幸せ絶好調だった。奥さんは職業がらオープンな性
格の為か給仕のおねーちゃんと仲良くなり色々話を聞き出していた。今の中国の話が
聞けて面白かった。その後、一度ホテルに戻って荷物を置いて、休憩してからショー
をやっているホテルへタクシーで行った。入場料がやや高めであったが飲み物付きだ
ったのでビールを飲みつつショーを楽しむ。雑技あり、ダンスあり、中国舞踊風
のものあり、ファッションショーありで盛り沢山の内容であった。最後に会場の人
も舞台にあげられ、輪になって踊り、私と奥さんも舞台に上がって一緒に輪に入って
なかなか楽しかった。ショーが終わると10時位でタクシーで又ホテルに戻り、ホテ
ルの向かいの出店でハンコをもらって帰った。
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【3日目】
●山から滑りおりるの巻
朝食後、車で山へ向かう。(何という所か名前を忘れてしまいましたが…失礼)
スキー場によくある椅子にのっかるだけのタイプのリフトで山頂まで行くのですが、
なかなか標高があって、リフトから地上までも結構距離があって、安全ネットなしだ
ったのでスリルは満点でした。風景は大変美しかったのですが…。そこは観光客が少
なく、地元の人がほとんどでした。山頂に着き、風景を見たり、写真を撮ったりして
楽しんだあと、初めて中国式トイレに出会い衝撃。隣との間はついたてしかなく、
入ってくるひとから丸見えになりますが、思ったよりなんともありませんでした。
ちょっと思いきりが必要ですが。それから山の中程までリフトで降り、途中からは
リュージュ状のすべり台でミニトロッコに乗って(1人乗り)ブレーキを操りながら
下まですべり降りる。これがミョ〜に楽しかった。ブレーキをはなすとスピードが出
るのでかなり爽快。ただしガンガンとばしていると前の人とぶつかるので間をあけな
いとダメですが。着いて奥さんを待っていると、りょうさんもすべり台から降りてき
て、その様子がなんとなくかわいくて面白かった。
←れっつらgo!
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●桂林博物館
山から降りたあとは博物館を見学。中国の色々な民族の歴史などを館内ガイドのおね
ーさんの説明を聞きつつ回りました。私達の他には人がいなくて貸しきり状態でし
た。民族衣装や昔の住居なんかが再現されていて、マネキンさんもいて見ごたえあり
だった。最後にはきっちりおみやげコーナーに連れていかれ、ひとしきりおねーさん
のセールストークを聞いた後、買わないとわかるとあっさりどこかへ行ってしまっ
た。それからりょうさんお薦めのお茶の館へ連れていかれた。日本にもよくある旅行
者専門の大型店のようであった。しかし以外とお茶がおいしく、試飲コーナーがあ
り、ちょっとシャイなおにーさんが丁寧にお茶を入れてくれておつまみを食べながら
4〜5杯は飲んだ。あんまりおいしいのでおみやげに買って、(まんまと罠にはまっ
たかたちだが)お茶セットまで買ってしまった…。単純。
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●桂林→広州へ
桂林と赤信号りょうさんに別れを告げ、15:00に桂林を飛び立ち、45分で広州に
着いた。空港にはマシンガントークの除さんが迎えに来てくれていて、ホテルにチェ
ックイン。中国大酒店という大きなホテルで、お部屋も重厚な感じでとてもステキで
した。一息ついた後、市内観光。デパートで大宝=ダーバオという化粧品を入手。
奥さん情報でなかなか良いと聞いたので私も購入した。夜は海鮮料理屋さんで、1階
が食材コーナーになっていて、お魚、貝、カエル、ヘビ、カニ思いつく限りの海鮮食
材がひしめきあっていた。(カエルも海鮮かいっっ??)そこで食べたいものを注文
して2階でお食事。お部屋は個室でカラオケルーム状になっていた。(ほんとにカラ
オケもあった)広州だったが上海ガニが異常においしく、過去に食べたカニランキン
グの中で堂々の1位だった。しかし奥さんによるとそれでもまだまだらしい…。あれ
以上おいしいなんてどないやねん!とつっこみをいれたくなりましたがやめておきま
した。食後は腹ごなしに広州の夜店、ホコ天状態になっている露店を見てまわりまし
た。主に洋服や靴ですがかなり安くて、かわいい靴を発見したのですがサイズがなく
涙…。自分のデカ足を呪いました。それからタクシーにてホテルに戻り、中国最後の
夜は女3人の酒盛りで暮れてゆきました。
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【4日目】
●中国最終日
中国大酒店はなかなかステキなホテルで、朝食バイキングも今まで色々なホテルで朝
食を食べましたが、かなり上の方のランキングに食い込む感じでした。おいしかった
…。フレンチトースト、ハッシュドポテトにビーンズといったイングリッシュブレッ
クファスト風もあり、おそばなんかの和食もあり、(もちろん中華も)堪能しまし
た。飛行機が朝の便だったので、朝食後はすぐに空港へ向かい、マシンガン除さんに
お礼を言って別れました。4時間ちょいのフライトで大阪へ戻る。現地にまる2日と
短い旅でしたが、美食と目の御馳走、雄大な風景を楽しみ、中国初体験は無事終了し
たのでした。
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