【1日目】
●行ってきまっす。大阪→(フランクフルト)ロンドン
さて出発の日。期待に胸おどらせ一人機内へ。ドイツの航空会社、ルフトハンザだっ
たのですが機内食グー、サービスもグーで個人的には気に入りました。特にワインが
美味で、ガンガン飲んでごきげんになっておりました。そして、長〜いフライトが
終わり、フランクフルトで乗り継ぎ。さすが「ヨーロッパでも屈指の大空港」
というだけあって広い!関西国際空港が小さく思えるくらい。ガイドブックには
「設備も案内も行き届いていて、初めての人でもとまどうことはない」とあったが
やはり広すぎた…。とりあえず目についた日本人ツアー客にまぎれて皆の後をついて
いって、何とか乗り継ぎのゲートにたどり着き、その後、一路ロンドンはヒースロー
空港へ。 ヒースローに着くとまず入国審査で、聞かれたのは、宿泊先と持参金と
滞在日数くらいでしたが、ヘタすると入国拒否されそうな勢いの厳粛ムードだった
のでドキドキしました。入国審査のおじさんも、にこりともしないので余計に緊張し
てしまった。なんとか通過し、バックパックをしょってゲートをでると、6月だけど
少し寒々としていて、持っていったナイロンパーカーをはおった。薄いけどあったか
なので旅のお役立ちアイテムとして、お薦めしまっす。そこから地下鉄でユースホス
テルへ向かう。この時現地時間で夕方5時くらいで、あたりはまだ明るかったけど
かなり疲れていたし、明るいうちにユースに着きたかったので空港から近いEarls
Courtを予約しといてよかったなあと実感しました。
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●ユース(Earls Court)到着
チェックインをすませ、10人部屋のベッドへ。バックパックはロッカーにがっちり
カギをして入れておき、とにかくシャワーを浴びて寝ようと思い、シャワー室へ
行ってびっくり。海水浴場にあるような簡単な設備で戸もなく、ビニールカーテン
だけ。日本人がおフロ好き過ぎるとはいえこれはひどい…。と思いつつめげずに
さっとシャワーを浴びた。ベッドに戻り、3段ベットの一番上で目覚ましをセット
していると、私のベットの向かいに、ナオミさんと名乗る日本人のお姉さんがいた
ので、少しお話をして、明日一緒に街をめぐる約束をした。そろそろまわりも寝し
ずまってきたので、眠りにつこうとするが、海外のユースは初めてで10人部屋
だったので、なかなか寝つけず苦労した。
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【2日目】
●バッキンガム(衛兵交代式)
朝、ラウンジで朝食をとり、昨日約束していたナオミさんとバッキンガムの衛兵交
代式を見に行く。平日なのにすごい人ごみで(おそらく観光客だらけだとは思う
が)あんまり見えなくて残念でした。あまりの人込みの為、バッキンガム前は雰囲
気を楽しむくらいにとどめて、近くのパプへお昼を食べに入った。イギリスの御飯
はおいしくない…と聞いていたのですが、そのパブはビールも美味しかったので
まずまずといった感じでした。
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●ユース(Highgate Village)
2日目以降は別のユースを予約していたため、先に荷物を置きに次なるお宿の
Highgate Villageへ行く。ユースガイドを見た感じではあまり良さそうではなか
ったのですが、来てみたら、良さそうと思っていたEarlsCourtより雰囲気が良く、
スタッフも親切でした。建物はレンガ造りの3階建てで、中庭もあって、いい意味
田舎っぽい感じ。キッチンで自炊も出来るし、頼めば食事も出してもらえます
(もちろん有料)。チェックインした後、身軽になって、ナオミさんとコヴェント
ガーデンへ行きウィンドウショッピング。近くにロンドン交通博物館があったので
入ったのですがあまり規模も大きくなく、思ったより面白くなかった。
(但しミュージアムショップはなかなかかわいいグッズが揃っているので寄って
みる価値ありです。)
←Highgate Village玄関
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●オペラ座の怪人
コヴェントガーデンのチケットショップで「オペラ座の怪人」のチケットを買う。
当時のレートでだいたい2,600円ぐらい(安い!)。そこでナオミさんと別れ、
私は劇場へ向かった。地下鉄Piccadilly Circus駅で降り、Her Majesty's
Theatreへ。思ったより小さい劇場で舞台が近くてうれしかった。やはりオープニ
ングのシーンはすばらしく、トリ肌ものでした。でも実は「オペラ座…」を観るの
は二度目で、日本で劇団四季のを先に観たせいか、本当に四季の実力がスゴいの
か、最初の時より感動しませんでした。やはり四季は世界的なレベルで見ても決し
てひけをとっていなくてスゴい…と、逆に感心してしまいました。
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【3日目】
●大英博物館
朝、ユースのイングリッシュ・ブレックファスト(量は多め。しかしなかなかおい
しかった。)を堪能し、満腹になったところでいざ大英博物館へ。中はとにかく
広くて、丁寧に見てまわったらまる1日かかりそうな感じでした。時間を有効に使
おうと、あらかじめチェックしておいた所を主にまわりました。楽しみにしていた
ミイラさん達は館内改装時期だった為見れませんでした。一部残っていたのを見た
のですが、歴史の息吹きを感じられ、感慨深くもあり、ちょっぴり恐くもあった。
途中迷ったりしながら、見たかったものを網羅し終わり、館内のカフェテリアで昼
食をとって休憩した。でもしみじみあの規模で入館料無料というのもすごいなーと
感心。感謝の気持を込め館内の募金箱に何ポンドか入れて博物館を後にしました。
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●マダム・タッソー館&ロックサーカス
ろう人形のマダム・タッソー館へ。地下鉄Baker Street駅で降りると、行列と丸い
屋根が見えたので一目でわかった。一人だったのでろう人形と共にの写真は撮りに
くかったが、親子づれなどなるべく人の良さそうな人を選んで撮ってもらった。
なかでも当時としてはホットなブラピと一緒に撮影。特にファンというわけでは
ないが、新しいもの好きなので、一応おさえておいた。今ならばディカプリオ人形
もあるのかしら…。 ブラピ、ビートルズなどと写真を撮り、イギリス皇室のコー
ナーを見て、「あらやっぱりダイアナさんいないのね。」などと思いつつ前を通っ
た。(当時すでに離婚したいた為か。)まさかその2ヶ月後にお亡くなりになると
は夢にも思わなかったのだが。その後Baker Street駅から2駅目のPiccadilly
Circus駅で降り、今度はロック版のろう人形館、「ロック・サーカス」へ行った。
個人的にはこちらの方が気に入りました。レニー・クラヴィッツやジョージ・マイ
ケル(なつかしや)、KISS…一番うれしかったのはやはり(ボンジョヴィの)
ジョンさん人形であろうか。ほんとリアルで話しかけてしまいそうな感じ。
おもわず激写してしまった。マダム・タッソーと違うのが、ライブの部屋があり、
ろう人形が、歌い、踊る。ブルース・スプリングスティーンやフィル・コリンズ、
ユーリーズミックスなど渋めのラインナップで、ブルースにいたっては独特の振り
付けでけっこう激しく踊ってたのでびっくりした(もちろんロボットですが)。
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【4日目】
●セントポール大聖堂
朝からセントポールへ行こうと決めていたので、地下鉄St-Paul's駅で降り、てく
てくと大聖堂へ。中は絢爛豪華で、「はあ〜〜、ここでチャールズ皇太子とダイア
ナ妃が挙式を…。」と、一人感心してました。吹き抜けになった中央ドーム上部に
は「ささやきの回廊」と呼ばれる円状のせまい通路があり、そこへあがるのには
6ポンド(約1,260円)必要でけっこう値段的にも高いのですが、それだけの価値
アリで、そこから聖堂内が見下ろせます(高所恐怖症の人はダメかもですが)。
ぐるぐるぐるぐると延々螺旋の階段を上がり、ようやく回廊へ。回廊は旅行者で
いっぱいでしたが、天井の壁画などを見たりして回廊を1周しました。回廊から
さらに上へあがると展望台まで登れるのですが、その日は運悪く雨&風が吹いてい
たので、カサがおちょこになるのを防ぎつつ、雨のロンドンの景色を楽しみまし
た。そして又来た道をぐるぐると降りて行って、今度は地下へ。地下は納骨堂で、
大聖堂を設計した建築家クリストファー・レンの墓標なんかがあります。その他に
おみやげショップもあって、一時期日本でも流行ったグレゴリア聖歌隊のテープや
CDが売っていました。おみやげに聖歌隊のテープをゲットし大聖堂を後に。
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●ビッグベン&遊覧船
ロンドンと言えばビッグベン。思ってたよりも大きくてなかなか感動しました。
国会議事堂だということをガイドブックで知ったのですが、150年前からあるとい
うことで、重厚な感じでグッドでした。予約すればタダで見学ツアーに入れるみた
いなのですが、中には入らず、まわりをウロウロしていたら、近くにテムズ川を
下る遊覧船が出ていて、時間もあったので乗ることにした。たしか5ポンド
(約1,050円)で往復できたのでお薦めです。ウエストミンスターからタワー桟橋
まで行く船で、途中船からセントポール寺院なんかも見られます。最後はタワーブ
リッジが間近にせまり、写真を撮りまくりました。着いたら降りずにそのままウエ
ストミンスターへまた引き戻り、またもビッグベンのまわりをウロウロしていた
ら、ウエストミンスター寺院があり、行った時は名所だと知らなかったので、なに
げなく入ったのですが、メアリー1世のお墓や豪華なステンドグラスがあり、パイ
プオルガンも聞こえてきて感動の嵐でした。そして帰国してからそこでダイアナ妃
の葬儀が行われるとはその時は思いもよりませんでしたが。
←ビックベンと名物2階建てバス
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●スターライトエクスプレス
地下鉄Victoria駅で下車し、事前にチケットショップで購入したチケット(16.5
ポンド=約3,465円)を手にApollo Victoria Theatreへ。劇場内は思ったより
広くなかったのですが、場面によって、道がせりだしてきたりして仕掛けがすごか
った。全員ローラーブレードを履いての演技なのでスピード感たっぷりで英語がわ
からなくても十分楽しめるミュージカルでした。ミュージカルの場合、曲をいくつ
か知っていると楽しさも倍増するので、是非予習してから行くことをお薦めします
(一緒に歌ったりなんかも出来ますよ〜)。あっという間に観終わって、時計を見
ると11時近くで結構遅かったので、ダッシュで地下鉄に乗ってユースに戻りまし
た。駅からユースまでが結構遠くて暗い道で(治安は悪くない地域だったのです
が)やはり怖かった為、猛ダッシュでユースまで戻りました。帰ってシャワーを
浴び、翌日は移動日なのでパッキングをして寝ました。
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