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【1日目】 ●いざ出発。大阪→香港→ロンドン ちょうど1年前にヨーロッパ3ヶ国巡りをして、中でも観光しやすく、歴史の香りの ぷんぷんするロンドンにすっかり心奪われてしまい、ちょっぴり長めなのでヒンシュ クを買うであろうとドキドキしながら有給休暇を取り、ロンドンのみを堪能する旅に 出ることにした。キャセイパシフィックで香港経由のロンドン行きに乗る。香港新空 港は7月に完成したところで、(98年当時)とてもキレイでした。つくりもわかりや すくて、横長の一本道になっている為、とにかくずっと真直ぐいけばいつか目的地に 着けるので迷い様がなくて、方向オンチの人には朗報だ。そして香港から12時間程 のフライトでロンドン/ヒースロー空港に到着。イギリスの入国審査は結構厳しいの で気合いを入れてたのだが、その時は意外とあっさり済んで安心した。着いた時にま だ朝早かったので、王立植物園のKew Gardensに行くつもりだったのが、まだ開園 していなかったので、Camden Townに向う。しかしここでも早すぎてどこもお店が 開いていない…。ぽっかり時間が空いてしまって困ったのでユースに電話してチェッ クインできるか確認した所、予約があればOKとのことだったので先に荷物を置きに ユースへ。 ←香港新空港内。一本道で大変わかりやすい。 ▲目次へ ______________________________________ ●ユース(Ham stead Heath)到着 CamdenTown Market&Petticoat Laneへ。 今回のお宿はHamstead Heathというユースホステルで、中心部よりは少し離れた 場所にあるのですが、雰囲気のいいお庭なんかがあって気に入りました。チェック インして、まだ部屋には入れなかったのでロッカールームに荷物を置いて、再び CamdenTownへ向うと、さっきとはうって変わって人だかりになっていて、圧倒さ れました。しかし負けじと色々お店を巡ったのですが、期待していたのと少し雰囲気 が違ってがっかり。革ものと靴がまだ見れるかな、って感じでした。マーケットを 丹念にチェックしたら何か掘り出しものが見つかったかもしれませんが、何十時間か のフライトの後にその元気はありませんでした。自分の体力のなさを呪いつつ昼食を とるべくマーケット内の屋台へ。カレーショップがあったので野菜カレーを頼んだの ですが、野菜が固くてゴリゴリしていて、味もいまいちでした。それから古着探しを したかったので、今度は衣服などが中心のマーケット、Petticoat Laneへ。地下鉄 Liverpool St駅で降りてマーケットを一通りチェックしましたが、衣料がやや年輩 の人むけだったのでがっかりしながら結局なにも買わずにその日はユースへ戻りまし た。 ←ユースの中庭。雰囲気良し。 ▲目次へ ______________________________________ 【2日目】 ●ハロッズへ ユースで朝食をとり、ハロッズへ向かう(地下鉄Knightsbridge駅下車)。お買い物 がしたかったわけではなく、雰囲気を見に行きたかったので中を見てまわる。とにか く広くて1日に3万5000人の人が訪れるというから驚きだ。観光客も多く、一種 の観光スポットになっている感じがした。警備も厳しく、入り口には必ず警備のおじ さんがいる。その時リュックを背負っていたので「背負わずに手でさげて下さい。」 と注意され、どういう違いがあるのかはナゾだけれど格調高いハロッズ、素直にした がった。とにかく建物内は高級ホテルの様な内装で、なかでもエジプシャンホールと 呼ばれるスペースは圧巻で、とてもデパートとは思えない重厚さと豪華さがあった。 地下1階のフードホールは見ているだけで楽しいし、見ているだけでおなかもすいて くる感じでした。あと、トイレもかなりきらびやかなので、一度入ってみることをお 薦めします。ちなみに撮影禁止ですが。 ▲目次へ ______________________________________ ●ビクトリア&アルバート美術館 South Kensington駅下車。(入館料5ポンド)インド彫刻、イスラム美術、イタリ ア美術、服飾デザインなど。私が特に心ひかれたのがウイリアム・モリスデザインの 「緑の部屋」で、モリスは壁紙やカーテンなどで日本でも知られていますが、本物は やはり素晴らしかった。しばらくじっくり眺めてから、ドレス・コレクションのコー ナーへ。17世紀から現在に至るまでの衣装がずらり並んでいて、昔の衣装や風俗な どに興味があったのでこれも楽しかった。他に、館内のレストランもお薦めでスペー スがゆったりしていて雰囲気も良いので歩き疲れた休憩スポットに最適。料金はやや 高めだけれど、味はなかなか。特にでかプリンはおいしかった。 ▲目次へ ______________________________________ 【3日目】 ●ロンドンZOOへ Camden Townからバスで行こうとしたが乗り場がわからず結局歩いて行くことにし た。そんなに遠くなかったのでなんとか歩けた。ゲートを見つけ中へ。 (入園料8.5ポンド)親子づれなどが多く平日だったので中は空いていた。ゆっくり 園内をまわり、途中移動中の象さんなどに遭遇し間近で見れて少しコーフン。途中、 プリクラを見つけなんとディカプリオと一緒に撮れるというのでトライしようと思っ たが電源が入っておらず出来なかった。(差し込んで電気をつけてやろうとも思った が)残念。お昼は園内のカフェテリアでとり、味はなかなかだがやはり千円くらいか かり、イギリスの物価の高さを恨む。日本でも施設内の食堂なんかはけっこう割高だ けれど総体的にイギリスは物価が高いなあと感じた。 ←連行される象さん。 ▲目次へ ______________________________________ 【4日目】 ●ユースで失敗 朝、目覚めてふと気がついたのが、どうも私はベッドを間違ってたらしく、チェック イン時にもらった部屋のカギにはベッドナンバーが…。私が使ってたのは違うベッド で、荷物入れも番号がふったあったのに堂々と間違えていたことに気付き、穴があっ たら入りたい感じだった。幸い同室の人は連泊していなかったので、何くわぬ顔で正 しい場所に移った。しかし…今度から気をつけようと反省反省。 ▲目次へ ______________________________________ ●ブルーベル鉄道へ 気をとりなおし、この日はブルーベル鉄道に行こうと決めていたので、Victoria駅 へ。駅名の書いた書き付けを窓口のおじさんに示してチケットを買う。East Grinstead駅まで往復のチケットを買い(15.8ポンド)、駅までの1時間の間車窓か らの景色を楽しむ。今まで地下鉄しか利用しなかったので初の国鉄にうきうき。そう こうしているうちに着いて、バスに乗り換える。ブルーベル鉄道直行バスがでてい て、国鉄のチケットを見せたら無料で乗れた。バスで15分ほど行くと目指すブルー ベル鉄道があり、1日乗り放題の切符を買い、列車に乗り込む。切符は昔ながらの紙 の切符でちゃんと切符切りで切ってくれる。なかなか風情があって鉄道ファンには涙 ものだ(鉄道ファンでなくても結構感動しますが)。列車は白い煙をたてて走る機関 車で、速度は早くないけれど、車窓から煙を眺めているだけで楽しい。駅は KINGSCOTE STATION、HORSTED KEYNES STATION、SHEFFIELD PARK GARDENの3ケ所で出発駅がKINGSCOTE STATION、中間駅がHORSTED KEYNES STATION、最終駅がSHEFFIELD PARK GARDENとなる。中間駅は昔のイギリスの 鉄道駅を再現してあるそうで、美しい駅でした。一番規模が大きいのが終点駅で、 レストランや鉄道関係のグッズが売ってる売店があった。ここで働いている人は皆ボ ランティアらしく、10才くらいの少年もきちんと制服を着て駅員さんとしてがんば っていた。古き良き鉄道を愛する人が集まってるんだなあと感じ、羨ましく思った。 ←駅も電車もとってもステキ。 ▲目次へ ______________________________________ ●機関車トーマスくんに出会う 最終駅に鉄道博物館があり、その中にお目当てのトーマスくんを発見!なんせトーマ スくんは横からみてもわからないので(顔が目印)少し探したが、すみっこにほった らかし状態でぽつんと置いてあったので見逃しそうになった。ぱちぱちと写真を撮り ひとまず満足。まわりの機関車もチェックし、出発駅へと戻った。車窓からは牛さん 達などが見えて、牧歌的な雰囲気。次の駅に向かう途中、ちょうど草原を焼いてい て、焦げ臭い香りが辺り一面にただよっていた。そのためか途中で機関車が15分間 位止まってしまいましたが、そんなのんびりした所もいいなあと思いながら発車を 待っていました。そして再びバスに乗りEast Grinstead駅に戻り電車を待っている と、Victoria行きの列車がなかなか来なかったので結局London Bridge行きに乗っ て帰ることに。 ▲目次へ ______________________________________ ●ミュージカル「グリース」 下車するとまだ夕方4時頃。早く戻れたら観劇しようと思っていたので、Covent Gardenまで行き、Cambrige Theatreのボックスオフィスでチケットを買う。アッ パーサークル/3階席で20ポンドでした。開演までに時間があったのでコヴェントガ ーデンでふかしたじゃがいもなどを食しながら時間を潰す。7時30分から開演だった ので15分くらい前に劇場に入り、席につく。なかなか見えやすい席だったのでグー でした。全然予備知識なく見たので逆に楽しめた。帰国してからJ・トラボルタ出演 の映画版を見ましたが、そっちも面白かったので、先に観ておけば曲なんかが分かっ てさらに楽しかったかも…と思いました。 ▲目次へ ______________________________________ 【5日目】 ●ミュージカル「レ・ミゼラブル」 朝からキューガーデンズに向かう予定がなんだか熱っぽくてしんどくなってきたので 予定変更して、劇が始まる時間までハロッズやフォートナム&メイソンなどで時間を 潰すことに。木曜日のマチネ公演の日で、またしてもボックスオフィスでチケットを 買ったのだがマチネでアッパーサークル/3階席20ポンドは安いのかどうか不明だ (グリースの夜の公演と同じ値段なので)。「レ・ミゼラブル」は3時間15分もある 大作なのでそのあたりも関係しているのかもしれませんが。開演前まで微熱が続き結 構しんどさパワーアップしていたのですが、観ている内にどんどん引き込まれて3時 間があっという間で、気がついたら熱もひいていました。しっかりしたストーリーも さることながら、素晴らしい楽曲の数々が感動をさらに増す役目になっていて、帰り 道では鼻歌を歌っちゃうくらいでした。 ▲目次へ ______________________________________ 【6日目】 ●ユースで交流 滞在中、朝早く夜遅く帰っていたのでなかなか同室の人と話すことがなかったのです が、この日の朝は4人部屋に3人泊まっていてそれぞれが1人で来ていたので話せ た。2人共アメリカ人で1人はワシントン出身、1人はワイオミング出身とのことだっ たが、2人共1ヶ月くらいヨーロッパをまわってそろそろお金がなくなってきたので 帰国すると言っていた。今日はどこへ行くのかと聞かれたのでキューガーデンズへ行 くつもりだと言ったらうらやましがっていた。行きたいけどもうお金がないので諦め ると言っていた。一体残金幾らくらいでアメリカへ戻るのか不思議に思った。確かに イギリスの物価は高くて、皆で一緒にそのことを嘆いていた。こんなちょこっとした ふれあいがユースの醍醐味だなあと改めて思った。その日でそこのユースは最後だっ たのでパッキングをして2人に別れを告げ、チェックアウトしてユースを後にした。 ▲目次へ ______________________________________ ●ようやくKew Gardensへ 念願のKew Gardensへ。地下鉄でKew Gardens駅へ向かう車内で、美形のおにい さん2人組が乗り込み、ひとしきりギター伴奏で歌を歌ったあと同じ駅で降りた。 歌も演奏もなかなかだったので、駅に着くまでの間楽しい時間が過ごせた。Kew Gardensはとにかく広いので、「ライオンズゲートから入ってヴィクトリアゲート から出るコースが効率的にまわれる」とガイドブックにあったのでそれに従った。 駅をおりてからライオンズゲートまで結構歩いたので結局一緒かなあとも思った。 ゲートのおじさんがにこにこしていい人だったので歩いたかいはあったが。(入園 料は4.5ポンド)中に入るとまだ人がまばらで、歩いていて前後に人がいない時は 広い園内がすこし恐かった。中でもPalm Houseと呼ばれる温室は大変規模の大き いもので、温室内は植物により室温がまちまちで、熱帯植物のエリアは階段で上ま で登ってみたが、だんだん息ぐるしくなる程のサウナ具合でした。色々な植物を見 て、温室前の彫刻なんかもぶらぶら見ながらティールーム(Orangery)でお昼をと る。バイキング形式で好きなものが頼めたので良かった。ざっくり1周まわったの でVictoria Gateのおみやげ屋さんで植物のイラストの入った便箋なんかを買って 外へ出ようとすると出口におねーさんがいてKew Gardensの感想を調査してるの でアンケートに答えて欲しいと頼まれ、怪しい人にも見えなかったので答えた。 ファイルには日本語の質問ページもあり、それを示しながら質問された。5分程 アンケートの質問に答え、館内のスタッフの見つけにくさを指摘してあとはたい ていgoodと答えKew Gardensを後にした。 ▲目次へ ______________________________________ ●お宿さがしへ/B&Bめぐり ユースも楽しいけれど、一度イギリスのB&Bに泊まってみたくてロンドン滞在最後 の夜はB&Bに泊まることに決めた。あらかじめガイドブックなんかでめぼしい所を チェックしていたのでそこに向かって予約をとりに宿巡りをすることにした。なに せ夏で観光シーズンだった為、野宿はさけたかったので、まず予約しておこうと、 Victoria駅周辺のB&B街を目指した。…ところが私がコピーをとっていたガイドブ ックのマップが非常にわかりにくく、なかなか目的地に辿りつけず人に聞きつつな んとか辿りついた。最初にベガス・ホテルという外観なかなかこぎれいな所で受付のおにいさんに空きがあるか訪ねた所58ポンドと言われ、そんなに出したら日本で もいいホテルに泊まれるよと思いつつ断わる。他に目星をつけてたとこもいっぱい で、他のB&Bも満室の表示が表に出ていた。人もあまりいなかったので「ほんまか ~?」と思いつつ通りを歩いていると「エアコン・カラーテレビ・お湯の出る部屋」 と看板が出ている「Limegrove Hotel」というB&Bが目に入り、とにかく値段 だけでも聞いてみようと思い、入っていくとインド系のおじいちゃんが出てきて、 きがあるか聞くとダブルなら空いてるというので部屋を見せてもらう。まあ豪華とは言えないまでも清潔そうだし40ポンドでと言われたのでまあマシかなと思っ て決めた。玄関と部屋のカギをもらって、ロンドン最後の夜を楽しもうと街へ出た。 ▲目次へ ______________________________________ ●レストランワガママ ずっと粗食だったので、最後だしレストランに入ろうと思って前回の時も行ってお いしかった日本食レストラン「wagamama」へ。地下鉄Piccadilly Circus駅を 降りてロックサーカスの間の道を真直ぐいくと左手にヴィンテージ・マガジンショ ップが見える。さらに真直ぐいくとwagamamaと表示された看板がでてるのでそ こをぐんぐん入っていくと厨房が見え、階下にレストランがあります。ラーメンや うどん&そば、焼き鳥、天ぷらなどカジュアルな日本食が楽しめ、味もグッド。 合格点です。なにより現地のお客さんがうれしそうに(みえる)おはしをつかって 器用に食べているのを見るとこっちもうれしくなる。具がたっぷり入ったみそラー メンを頼んだのだが、日本のものとはちょいと違うけれど独特の美味しさがあって よかった。スタッフが着てるお揃いのTシャツもかわいくて(なぜかキリンビール のマークが入っている)。「いいなー」と思いつつ眺めてるとおみやげに売ってい たので早速購入した。 ▲目次へ ______________________________________ 【7日目】 ●ロンドン出発の朝 朝おきてトイレに行ってる間に朝食が来ていた。想像していたよりおいしかったので うれしくなった。が、しかし紅茶のおいしいイギリスでコーヒーをたのんでしまい失 敗した。インスタントっぽかったのでがっかり。食後パッキングを済ませ行きよりお みやげなんかで重くなったバックパックをしょってインド系おじーに別れを告げお宿 を後に。フライトまでまだ時間があったのでVictoria駅のロッカーに荷物を置いて ポートベローのマーケットへ行く。地下鉄Notting Hill Gate駅で降り、マーケット へ。かなり規模は大きく通りにえんえんと屋台が続いていた。アンティークがメイン のマーケットだけど、衣料品なんかもでていてじっくりゆっくり見れば掘り出しもの がわんさとありそうな感じ。昔のMacのコンピュータなんかも出ていて、マニアには よだれものだろうなあなんて思った。2時間程ぶらいついた結果ミニチュアのポット セットとヒッピー風なシャツを手に入れた。革のジャケットが欲しかったが探してい るうちに時間切れになった。諦めて荷物を取りに駅に戻って、空港へ向かった。 ←映画「ノッテングヒルの恋人」にも登場したポートベロー。 ▲目次へ ______________________________________ ●ロンドン→香港→大阪へ ヒースローではあまり時間がなくおみやげも十分に買えなかったのですが、疲れきっ ていたので諦めて機内に乗り込む。香港で残りのおみやげを買って(ロンドンに行っ たのになぜか香港みやげ。)いざ大阪へ。キャセイは機内食もおいしくてなかなか 満足でした。短い旅だったけど、又ロンドンに行きたいなあと思いつつ家路へと向か いました。 ▲目次へ