【1日目】
●行ってきまっす。大阪→スイス→パリ
友人3人と関西国際空港にて待ち合わせ、私も入れて計4人のおやじギャルかしまし
ツアースタート。お昼過ぎに離陸、これより約12時間半のフライトの始まりであ
る。航空会社はスイス航空で、今回初めて利用したがなかな快適だった。機内食も
おいしかったし、アメニティも今まで利用した航空会社の中でかわいさナンバーワ
ンでした。シャンパン(10フラン)もおいしく、ワインとシャンパンでほろ酔い気
分になり、映画を何本か見て、そうこうしているうちにスイス・チューリッヒ/
クローテン空港に着いた。乗り継ぎのフライトまで1時間半程あったので免税など
をぶらぶらした。チューリッヒ→パリは約1時間15分程で着き、シャルル・ド・
ゴール空港に着いたら夜8時を過ぎていた。
←けっこうおいしかった機内食。
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●いきなりぼられたパリの夜
現地係員の人が迎えに来てくれて、お宿まで送ってくれた。ものすごいおやじギャ
グを言う人だったが好感を持った。(オヤジ同士だったからか)お宿は「フォレス
トヒル・ラ・ヴィレット」という所で地下鉄PORT DE LA VILETTE駅の近くでな
かなかステキな所であった。着いてから飲み物とちょこっとした食料品を買い出し
に行くことに。しかしスーパーは既に閉まっている時間だったので近くの小さな
商店へ行った所、ここがくせものだった。商品に値段がついていなかった上、
着いたばっかりで円→フランの換算がいまいちつかめず、水や食料を買っただけ
で、どう考えても3倍くらい多くとられていて、あとで考えて「…やられた!」
ってな感じでした。フランス語に自信がない場合、そして英語も通じない場合、
紙に書いてもらわないとダメですね。痛切に感じた夜でした。
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【2日目】
●サンシュルピスでお買い物&ムール貝でウハウハ
朝からお買い物ツアー。カンペール(靴屋さん)には男前の店員さんがいて、靴
も日本で買うより安いのでブーツを購入、その後クローディピエルロや、アニエ
スベーなども見る。それぞれさくさくとお買い物をして歩き疲れたので昼食は
サンジェルマン・デ・プレにあるムール貝専門店「Leon」へ。前回パリに訪れた
際に行っておいしかったので緑の店構えを見つけたとき「あれだ〜〜」と喜び
いさみました。行った当時はパリに10店鋪ほどあるチェーン店で、日本の
とある中華料理チェーン店のごとく「ムール貝1日1万個」ってな勢いか。
(関西の人しかわからないかな…)しかしかなりおいしい。メニューは鍋にごっ
そりムール貝を入れて煮込んだもの、(色々な味付け、種類がある)ピザの様に
ムール貝にチーズをのせてオーブンで焼いたものなどいづれも美味。私の人生の
内であんなにムール貝をまとめて食べることは日本ではそうないであろう。
しかもデザートもおいしいので文句なしです。パリに行かれる方へ是非お薦め。
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●地下鉄で目つぶしの刑
疲れていた為か目が大変乾燥していて、コンタクトをはめていたので目がごろ
ごろするなあと思っていたら、コンディション最悪になって、ゴミが入って
ほとんど目つぶしの刑になった。地下鉄構内は風がぶんぶん吹くので余計乾燥
したのか全然うるおわず、旅にコンタクトは危険だと痛感した。せめてコンタ
クトケースは持ち歩かんといかんと反省。皆さんもお気をつけて。
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●ルーブル2時間猛ダッシュ
昼食をゆっくりとりすぎたせいか(3時頃迄食べていた)ぶらぶらしつつルーブル
についたら既に夕方だった。…が、運良くその日は水曜で夜9時半まで開いていた
ので、入るのに40分くらい行列したがなんとか2時間くらいは見られそうな感じ
だった。晩の部だったので通常45Fの入館料が少し安くなっていた様に思う。
それから1人は買い物へ、残り3人はルーブル美術館マッハの2時間コースへ。
日本語の館内ガイドをたよりに有名どころをとりあえず網羅することに。モナリ
ザ、サモトラケのニケ、ミロのヴィーナス/アフロディーテ、もう感動するヒマ
もないくらいにダッシュだったのですが、やはり教科書などで見たあの本物が目
の前で繰り広げられているかと思うと感動のビッグウエーヴに包まれたのでした。
1日かけてじっくり見たいなあと痛切に感じ、こんなにスゴイ美術品をふらっと
買い物がえりなんかに見に来られる、パリ市民にモーレツな羨ましさを覚えまし
た。 日本にもすばらしい芸術作品、美術品はありますが、買い物帰りに気軽に
大仏さんなどを見に行ける訳ではないので、やはりちょっぴりおうらやまでした。
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【3日目】
●メトロのチェシャ猫おやじ
メトロに乗る為カルネ(回数券)を買うことにした。4人で分ければオトクだと
思い窓口で頼んで、切符を取ろうとすると窓口のおじさんがひょいっと切符を
引っ込め、私は取ろうとした手が手持ち無沙汰になってひらひらさせていたら、
おじさんがいじ〜わるな笑顔(イヒッて感じの)を見せてくれ、パリのエスプリ
を感じた。パリ市民はひとくせあるなあ。
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●オランジュリーには誰も…
それからオランジュリー美術館へ。昨日のルーブルが東京ドームなら、こちらは
武道館といったたたずまいの、コンコルド広場の近くにひっそりとあるステキな
美術館です。ルノワール、ルソー、モジリアーニ、マティスなど豪華メンバーの
絵画がひしめきあっているはずが、改装直前だった為、世界中の絵画展に旅に出
ていたらしく、歯抜け状態なのがちょいと残念でした。個人的にマティスが好き
なので、じっくり眺めてました。最後の仕上げにモネの睡蓮シリーズを見て、
目の御馳走としました。
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●大晦日の夜、ワインで乾杯
その夜は、同行者のパリに詳しい友人Aの御紹介により、地元密着型のおいしい
フランス家庭料理店へ行った。少し早めに行ったのですぐに入れましたが、しば
らくすると満員になってなかなか繁盛している様子でありました。全体的におい
しかったのですが、特に魚のスープは絶品!ワインで乾杯して、ごきげんさんに
なり、ほろ酔い気分でお宿に戻る。午前中に近所のスーパー「カジノ」でお買い
物しておいたシャンペン、おつまみを取り出しカウントダウン宴会の始まり。
本当は街へ繰り出してパリ市民と共に新年を祝いたかったのですが、帰りの足や
危険性を懸念してお部屋で宴会をすることにしました。テレビでパリ市内や、
世界のカウントダウンイベントの模様を見ながら宴会を繰り広げました。お酒が
まわってきたのか気がつくと皆雑魚寝状態で、気がつくと朝の4時だった。一旦
シャワーを浴びて、又眠りに落ちた。
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【4日目】
●元旦墓まいりツアー
前の晩にはしゃぎすぎた為か皆ぐっすりで9時位まで寝て、10時位に宿を出発。
元旦で主要な施設は閉まっていたりしたので墓地めぐりをしにモーパッサン、
ジーンセバーグ、ゲンズブールが眠るモンパルナス墓地へ。その日は快晴で、
墓地といっても無気味さはそんなにない所だったので公園にいる様な感じだった。
小屋の様になったお墓や変わった墓標などを見ながら散策した。ゲンズブールの
お墓はお花なんかがどっさり置かれているんだろうなと思っていたら、結構ひっ
そりしていて少し意外でした。
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●サクレクール寺院→凱旋門→ポンヌフ
お墓ツアーの後、サクレクール寺院へ。モンマルトルの丘に立つ白亜の聖堂で、
メトロのAbbessesで降りて歩いてもよし、フニクレールと呼ばれるケーブルカー
を使ってもよしです。寺院前の大階段からのパリ市内の眺めは最高で、絶好の写真
スポットです。又、パントマイムや流しのギター演奏なども不定期に行われている
ので、パリらしさに触れる良い機会でもあります。私達が行った時は、元旦だった
為か地元の高校生達による吹奏楽やチアリーダーのパレードがあり、思い思いの
衣装と演奏でなかなか楽しめた。ただ、ものすごい人だかりだったので2時間位見て
途中で群れから抜けた。それから凱旋門へ行って記念写真大会。ひとしきり写真を
撮ったら既に夕方近い時間で、小腹もすいていたので早めの夕食をとりに近くの
レストランに入る。私以外の皆はカキを頼んだが私は魚のスープにした
(カキはどうにも苦手なのです)。皆おいしそうに食べていて羨ましいのですが、
そのおいしさがわからない為残念。デザートにクリームキャラメル(プリン)を食
べておなかいっぱいでごちそうさま。食後、時間も少し早かったので、映画「ポン
ヌフの恋人」でも有名なポンヌフの橋を見学。夜だったためかなかなかロマンチック
でグーでした。
←スクールメイツ?
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【4日目】
●パリよさようなら
朝早くホテルを出発し、シャルル・ド・ゴール空港から乗り継ぎ地のチューリッヒ
へ。フライトの待ち時間の間におみやげなどのお買い物を済ませ、帰りは行きより
1時間少ない11時間半で関西国際空港に到着。フルで滞在したのはわずか3日と
いう怒濤の旅でしたが観光に美食にお買い物となかなか充実したものとなりました。
次回は是非ゆっくり行きたいと感じました。
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