【1日目】
●はじめましてバンコク
タイは初めてだったが、近隣のベトナムに行ったことありだったので、だいたい似た
ような感じかなあと思い、リサーチの為「ブロークダウン・パレス」というタイで起
こった事件をテーマにした映画を見て、少し恐ろしくなりつつ、OL2人のかしまし
美食ツアーがスタートした。10時30分に全日空便でバンコクへ。現地には14時15
分に到着。(日本より2時間遅れの時差)着くと空港に着き、荷物をとってゲートを
出ると、もわっとした暑さとガイドのサコンさん(以後サコン)が迎えに来てくれて
いた。その他ギャル3人衆と一緒になりワゴン車に乗り込む。このガイドのサコンが
よくしゃべる人で、ホテルに着くまでず〜っとしゃべり続けていた。「サンコンじゃ
ないよ」などとさぶさぶのギャグもとばす、まったりとした顔の少し太めのおにーさ
んだが、この後、オプショナルツアーでもご一緒する運命になる。チェックインして
ようやくマシンガントークから逃れ、お部屋で一息ついて散策と夕食を求め外へ
出た。
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●バーン・カニタでBarn!
なんと不運なことに、着いた日の6時から翌日のお昼過ぎまで、選挙の為の禁酒令が
町中に出ていて、一切外でお酒を飲むことが出来ない為、6時までに一杯ひっかけよ
うと、通りがかったアメリカンなオープンバーでシンハービールを飲んでいた。
バーは同じ目的の欧米系おやじでいっぱいで、ギャルは私達2人とやはり欧米系の
ふとっちょ観光客の数人であった。暑い空気の中、冷たいビールをキュッと飲むの
は爽快で、ごきげんで飲んでいたら、歯抜けの自称アイルランド人(入れ墨入り)
のおやじに声をかけられ、最初はふつーに話していたのに、だんだん触ったりして
きだしたので、危険を感じてその場を立ち去った。昔沖縄で空手を教えていたと
ほざいていたが、体つきからして、どーも嘘っぽい感じがした。楽しいお酒の場を
邪魔され、くさくさしながら次なるレストランに向かうと、既にタイムアウトで
6時をすぎていたが、だめもとでワインを頼んだところ、オーダーが通って、
「やった!」と喜んでいるとすたすたと笑顔でウェイターが戻ってきて、やはり
ノンアルコールのドリンクをすすめられた。ちぇっ。そこでさあ食べるぞと色々と
頼んだのですが、サラダっぽいと思って頼んだ料理が異常に辛くて、生まれて初め
て辛くて気を失うかと思った。いや、少し失いかけた。一緒に食べてたギャル2号
も同じ状態で、2人でひーひー言いながら食べた。本当にからくて、ひーひー
どころでなくひーひーひーと言った感じだった。…しかしトムヤンクンは絶品で、
この旅No.1の味だった。御飯はサービスで、食べるなりどんどん足してくれるの
で、それでお腹いっぱいになり、思ったより食べられず無念であった。いきなりの
辛さにやられて胃もちぢこまってしまったものと思われる。
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【2日目】
●エレファントウォーカーツアー
朝7時頃集合で眠い目をこすりつつ、ロビーでサコンを待ち、クルージングと遺跡
ツアーへ出発。車での道中やはりサコンはずっとしゃべりっぱなしだったが、
さすがにオリエンタルホテルに着いてからはしばらく解放してくれた。超豪華なホ
テル内を散策した後、船に乗り込む。オリエンタルホテルが出している船の為、
なかなかゴージャスな感じで、ガラスばりの船内に、ゆったりとした向かい合わせ
のテーブルあり、クーラーもきいていて快適であった。乗ってすぐにでたコーヒー
とケーキはおいしくて、ケーキなんかおかわりまでしてしまった…ほほほ。コーヒ
ーも旅の間に飲んだ中で、一番おいしかった。あとはしばらく外に出て、風にあた
りながらクルーズを楽しんだ。朝早く船に乗り込んだ為かお腹がすぐにすいてきた
が、少し時間があったので、トロピカルジュースを頼んで時間をつぶす。それが
けっこう甘〜くてまったりしていたのでイマイチだった。(全部飲んだけど。。)
そうこうしているうちにステキな香りがただよってきて、昼食。私達2人と、プレ
スリーみたいなおじさんと、プレスリーの嫁っ子であろう、はすっぱなおばさん
と若夫婦という全員日本人のよくわからん構成で、6人ぽっちりにはもったいない
くらい大量のごちそうが並べられた。グリーンカレー、レッドカレー、ベジタブル
カレーにトムヤンクン、野菜炒めやお肉、サラダ、フルーツとてんこもり。色々
とって食べたが、カレーよりも御飯にトムヤンクンをかけてたべるとおいしかっ
た。そして、トムヤンクンには大きなエビが入っていて、それもおいしかった。
まだお酒を飲んではいけない時間だったので、お酒なしで食事したが少しつら
かった。
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●バンパイン離宮と日本人町跡
船から降りると、車でバンパイン離宮まで行って、サコンに連れられ、宮殿内を散策
した。特に動物の形に刈られた木々のある所はかわいかった。守衛さんもおそらく
軍隊の人で、隣にならんで勝手に写真を撮ったりしてても決して笑ったりはしなかっ
た。キレイな庭園や建築物を見ながら観光し、自由時間もあったので塔に登って眺め
を楽しんだりしていた。ほどなくして入り口に戻ってサコンと合流し、次は又車で移
動して、日本人町跡へ。町といっても跡地だったので記念碑の他は何もなくて、唯一
おみやげ屋さんの中に、山田長政という人の像があった。その名を初めて聞いたが、
サコンにもらった日本人町跡の解説文によると、徳川幕府は貿易に従事する許可書、
朱印状を発行して貿易を奨励していたが、朱印状を所有しない交易船も貿易に従事し
ており、その貿易船でアユタヤに来た外国人は居留地を与えられていて、時代により
800人〜3000人位の日本人が居たと伝えられており、1617年〜1630年の間の13
年間首領をつとめたのが山田長政だったそうだ。なんでも王様の寵愛を受けていた
実力者らしく重臣にまでのぼりつめたが、最後には権力闘争で毒殺されたそうだ。
そんなに昔の時代に日本人がタイにいて、活躍していたとはタイに行くまで知らず、
なかなか感慨深かった。もの思いにふけりつつ、日本人町跡をあとにした。
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●アユタヤ遺跡と象さん
アユタヤの遺跡、ワット・プラ・シー・サンペットへ車で移動。遺跡にはれんがづく
りの建物がずらりとならび、塔内にはこうもりさんなんかがいてうっそうとして少し
こわかった。昔は仏塔の中に黄金の仏像が納められていたが、ビルマ軍の侵略によっ
て破壊されたそうだ。日没後はライトアップされるようで、それも見たかったなあと
思いつつ寺院を後にした。次はワット・プラ・マハタートという寺院へ。入り口にい
きなり首から上だけの仏像が置いてあり、かなりシュール。中へ入ると首を切り取ら
れた仏像や木の根に埋まった仏像があり少し無気味ではあるが、廃虚となる前の、
黄金色に輝いていた時代に思いを馳せつつまたしてももの思いにふける。
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↑ワット・プラ・マハタート内。
右下はサコン。 |
↑ワット・ヤイ・チャイ・
モンコンの寝釈迦像 |
そして、メインエベントのエレファントウォーカー。象さんにのって、道路沿いを
ぐるりと1周するだけだったのですが、結構距離があったので、しばらく楽しめまし
た。車高(象高?)はかなり高くて転げおちたらかなり痛そうだった。象使いのおじ
さんと、私と旅メイツの3人で乗っていたのですが、象さんはゆっくり歩いてくれ
て、手で皮膚をさわると固い毛がはえていて、でも皮膚はやわらかくて生き物のあた
たかみがあった。日本では、乗ることはおろか触ることもあまり出来ないので、
(サファリパークとかならやっているかもしれませんが。)なかなか楽しい体験でし
た。これで1日の行程がすべて終わり、その日は1日ものすごく暑くて、帽子がなか
ったら日射病になりそうな感じでしたが、その上たくさん歩いたので2人共くた
くたになり、帰りの車では爆睡していました。さすがにサコンも声をかけられな
かった模様…
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↑象さんロード標識? |
↑象さん出番待ち |
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●バーン・ラオへ
ホテルに戻り、休憩した後近くのレストランへ行こうということになり、ラオス/イ
サーン料理の店、「バーン・ラオ」へ。地図で見るかぎりは近そうだったのだが、歩
くと結構な距離があり、着いた時にはのどがからからだった。そして時間が早かった
からかお客もおらず、最初はさみしくテーブルに座っていたのだが、ぼちぼちお客さ
んも入って来だして、少し安心。最初、オーダーをするときに、ガイドブックの写真
を指差して「これは?」と聞いていたのだが、どれも無いと言うので???と思って
いたら、それはあたり前で、イサーン料理の店だったので、あるわきゃないわなと旅
メイツが気がつき、メニューから適当に頼んだ。そして初日の教訓を生かし、「辛さ
控え目の料理は?」と聞いたら、親切にも頼んだやつは全部辛さをひかえてくれると
言う。豪快おばちゃんといった感じの人だったが、いい人であった。料理はどれもお
いしくて、ビールと共に舌鼓をうっていると、ラオスの民族音楽が流れ、ごきげんで
聴いていると、きれいなおねーさんとコミカルな顔をしたおにーさん2人の民族舞踊
も始まって、ほのかな明りがともる中、素敵な雰囲気でした。合計の値段はちょっと
忘れてしまったのですが、2人あわせてだいぶと食べたのにかなりお安くてびっくら
したのを覚えています。バーン・ラオ、味&雰囲気共にお薦めです。
←民族音楽と踊りを見ながらのお食事はなかなかのもの
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【3日目】
●サイアム・スクエアへ
出来てまもないスカイトレインに乗る。日本でいう回数券の様なカードがあるのです
が、買い方がわからず、係のおじさんに聞きながら(説明してくれたのだがわからん
かった)、苦労して窓口で買った後ようやく電車に乗る。社内はぴかぴかで近代的だ
けどポップでかわいい色づかいとデザインで、結構気に入った。ロンドンの地下鉄の
車両と感じが似てるなと思った。それからチットロム駅で降りて、ゆっくり出発した
つもりだったがまだ早かったようで、デパートなんかが開いておらず、近くにスター
バックスがあったのでお茶することに。値段は多少日本より安い位で、そんなに変わ
らず、味ももちろん一緒だった。タイ特製カップを買おうかとも思ったが異常に大き
かったのでやめた。しばしコーヒーブレイクをとったあと、ゲイソーンプラザ、エラ
ワン寺院、伊勢丹などをざっと見た。買い物もひと段落したので、お昼をとるため伊
勢丹の地下にあるMKという地元密着型のタイすき屋さんに入る。タイすき屋のファ
ーストフード店よろしく、地元の人でにぎわって繁盛していた。実際、早くて安くて
うまかった。白菜、豚肉、肉だんご、魚のすり身など、色々いれて、最後の方にいれ
た緑色の麺が特においしかった。
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●ゲイソーン・プラザ〜エラワン寺院
「プラネットハリウッド」も入っているゲイソーン・プラザでお買い物。ゲイソー
ン・プラザは、アメリカのショッピングモールの様な造りで、フロアが横に長い。
2階と3階にはタイ・クラフト・ミュージアム・ショップがあり、タイの手工芸品が
ずらずらっと並んでいる。いわゆる「お土産やさん」ではなく、センスの良いものも
揃っているので、ちょっとしたおみやげを買うには丁度良い場所である。ぐるぐる見
て回ってから、ゲイソーン・プラザのお向かいにあるエラワン寺院へ。町中の一角に
あるので、風景の中ではひときわ目立つ。寺院内はお参りする人であふれ、お線香の
煙りがもくもくただよっていた。私達が行った時にタイミング良くタイダンスが始ま
ったので、しばらくベンチに座って眺めていた。
←寺院内。金襴豪華な衣装のおねーさん達。
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●サイアム・センター
ゲイソーン・プラザ前からラマ1世通りをサイアム駅方向へてくてく歩いて行って、
サイアムセンターへ。さすがに「バンコクの原宿」と呼ばれる地区だけあって地元の
若者だらけ。サイアムセンター内は、お食事どころやカフェなんかもあって、お買い
物に疲れたらひと休みもできて便利。ショップもおしゃれな雑貨屋さんやブティック
が揃っていて、思わず目移りしてしまう。なかでも「THEATRE」というブティック
はお値段・デザイン共に合格点でいい感じでした。サイアム・センター内にはタワー
レコードもあり、CDやカセットテープが安いのでおもいっきりまとめ買いしてしま
いました。CD・テープは輸入物(洋楽系)でCDが500バーツ(1,500円位)テー
プが1本119バーツ(357円位)と格安でした。ただ、ビデオテープだけは、日本と
タイは形式が違って見れないので買わない方が良いです。買って帰って、家でうき
うきしてデッキに入れたらサンドストームで涙でした…。気をつけましょう。
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●ナイトエレガンスウォーカーツアー
夕方、ホテルロビーでサコンと落ち合い、ナイトエレガンスウォーカーツアーへ。
まず川沿いの「リバーシティ」というショッピングモールで1時間程自由行動だった
のだが、ツアーのパンフレットには「かわいいお店がたくさん入った〜」と紹介され
ていたにもかかわらず、10分程で見て出てきてしまった。置いてある商品がなんと
なく超おみやげものっぽく、フロアは半分くらいお店閉まっているし、骨とう品なん
かが多くて、パンフのふれこみの「かわいい」という文字に目をこすりそうになっ
た。集合時間まで時間つぶしに近くのカフェでアイスを食べて待った。そうこうして
いるうちに集合時間になり、ディナークルーズの船着場まで車で移動。船は2階建て
で、1階はガラス張りクーラー付きで日本人ばかり、2階は吹き抜けで(屋根はある
が)欧米人ばかりとキレイに分けられていた。吹き抜けの2階に行きたかったのだが
満席で行けず、ガラス越しに風景を楽しんだ。夕暮れ時の風景が見たかったのだが、
船が出る頃にはとっぷり日が暮れていて残念だった。運悪く体調も悪く、せっかく
たくさん出たごちそうもちょっぴりしか食べられなかった。無念じゃ。
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●ペニンシュラホテルのバー
クルーズが終わった後は小舟で対岸に渡りペニンシュラホテルのバーへ。フロア内
は、川に向かって窓が地面から天井までのガラス張りになっていて、夜のチャオプラ
ヤ川が一望出来、雰囲気のとても良い所であった。男性シンガーによるパフォーマン
スもあり、(生バンドつき)そのおにーさんがまたちゃめっけたっぷりの人で、1人
で飲みに来ていた女性をフロアの中央に呼び、「マンボNo.5」に合わせて2人でマ
ンボ大会。しかも突然呼ばれたにもかかわらず、イギリス出身のマーガレット女史
(と勝手に呼んでいただけだが)はなんなくマンボを踊っておられ、会場は大盛り
上がり。「ダンス習おうかな…」なんて思わず考えてしまうくらい素敵でした。ただし
胃の調子がやっぱり良くなくて、お酒を飲めず涙でしたが。その日も他のツアー客と
エレファントウォーカーツアーをしてきたサコンが少々疲れ気味に見えたので、ほど
よき所でバーを引き上げ帰ってきました。
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【4日目】
●エンポリウムでお買い物
大型ショッピングセンターで、スカイトレインのプロムポン駅の前にある。午前中、
エンポリウム内でお買い物。ラッキーなことに、ちょうどバーゲンをやっていて、
日頃よりさらに安く服が買えた。1階が主に高級ブランドもので、2階から上は若者
向けなショップが立ち並ぶ。ここでのお気に入りはブティック「SODA」。デザイ
ンはシンプルで着まわせそうなものが多く、(少し奇抜なものもあるが)なかなかか
わいく、日本人好みではあると思う。お店のおねーさんも細くてかわいかった。他の
フロアには靴コーナーや雑貨コーナーがあり、そっちはぐっと庶民派になる。しかし
イカシたグラサン100バーツ(300円位)をゲットし少しごきげん。歩きまわったの
でまたしてもおなかがすいてきて、エンポリウム内にあり、前から目をつけていたチ
ャイニーズフードの店「Cafe Chinois」へ。店内内装はイマドキ風で凝
ってておしゃれだが、赤が基調で中国を思わせる。入り口にはどでかホースでつくっ
た龍が飾られていて「まねき龍」していました。「Cafe」と名がついています
が、お食事もしっかりできる所で、メニューも思ったより豊富でした。フカヒレに蟹
さんに野菜炒め、とり肉に焼飯とガンガン食べて、最後はデザートに、銀杏いりホッ
トココナッツミルクでシメた。これがまた絶品で、やさしい練乳ミルクに銀杏がぷか
ぷか浮いてる感じで、一見まずそうだが、こってり中華の後によくあう逸品でした。
また食べたい…。是非。
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●BENJASIRI公園
エンポリウムの真横にあって、中央にそこそこ大きな池がある公園。芝生には結婚式
カップルがいたり、バンドが演奏していたり、昼寝しているひとがいたりで雑多な感
じが好感度大。しかもこの日は何かのイベントがあるらしく、舞台が組まれ、着々と
準備が進んでいた。何のイベントかはわからずじまいであったが。
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●伊勢丹へ
スカイトレインの乗車カードを買っていたので、それを駆使してチットロム駅まで。
結局最後までカードの仕組みを理解できず、残金がどのくらいなのかはわからずじま
いだった。チットロムで降りて伊勢丹へ。家族や友人のおみやげを購入。どこの国へ
いってもスーパーに行くとウキウキするのは何故だろう…。なんだか豊富な異国の食
材を前にしたら、妙にうれしくなりませんか??そんな覚えはないですか??さて、
伊勢丹のスーパーで色々おみやげを買ったにもかかわらず、お値段お安くてびっくり
でした。やっぱりスーパーってスキスキ。それからワールドトレードセンター内のシ
ョップを見つつホテルへ帰った。
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●ル・ダラットへ
タイ滞在最後の夜。連日タイ料理で胃がかなりホットだったのでベトナミーズレスト
ラン「ル・ダラット」へ。入り口で太めの店長っぽいオジさんが待ち構えていて、中
へ入ると、内装は想像してたのと少しちがったがまあ及第点といった感じ。ターバン
をぐるぐる頭に巻いて帽子状にしたものをかぶったおにいさんが給仕してくれたがク
ールで男前だったが、ワインをこぼしてみたり、頼んだことを聞いてくれていなかっ
たり、あんまりイケてなかった。ル・ダラットはその店の斜め向かいにもあったのだ
が、そっちのがおいしかったりしたらちょいとショックだ。今度タイに行くことがあ
ったら、お向かいにも行ってみようと思う。
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【5日目】
●エンポリウムで最後のお買い物
午前中にお買い物をすませてしまおうと、旅メイツと別行動にてドトウのお買い物。
おみやげも全て買い終わり、待ち合わせ場所へ行って旅メイツと落ち合い、お昼ごは
んをもとめタイ料理の「レモングラス」へ。最初は店内で食べていたのだが、外にテ
ーブルがあるのを見つけ、外で食べさせてもらうことに。…しかしそこはあまり使わ
れていない所らしく、クロスはしみしみで、落ち葉は上から降ってくるし、ヒヤヒヤ
もんでお食事してました。トムヤンクンや揚げ春巻きなどを食し、最後にアイスでシ
メ。タイで感激したひとつにアイスクリームもあるが、2日目の晩に行った
「バーン・ラオ」でも似たようなのが出たが、バニラアイスに色々なフルーツが混ざ
っていて絶品。あれは多分フルーツだと思うのだが…本当は何か不明。でもおいしか
ったのでよしとしましょう。あれはもう一度食べたい味です。
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●フットマッサージと私
午後からメインエベントの寺院めぐりをするつもりが、タクシーのおっさん情報に
より寺院がもうすぐ閉まる時間だということを聞き激ショック。しばらくホテルの
ロビーでふぬけになり、あまりのショックの大きさにしばらく立ち直れず、旅後半
で疲れが来ていたこともあり、しばし呆然としていた。仕方がないのでエンポリウ
ムに少し寄り、予定外の時間ができた為私はフットマッサージへ、旅メイツはパッ
キングしに部屋へ戻った。フットマッサージは1時間で250バーツ(700円位)
だったと思う。日本に比べかなりお安め。おそるおそる入っていくと、入り口に
アルバイトのおねーさん達が5、6人ずらっと地面に座っていて、(なぜか皆ジャー
ジ姿)どっかの部活の部室っぽかった。「30分コースはないのかえ?」と聞いたと
ころ「おまへん」と言われたので、1時間のコースで。まず足をぬるま湯でじゃぶ
じゃぶ洗ってもらってから、メンソールの香りのオイルを足に擦り込まれ、タオル
で片方の足をぐるぐる巻きにされる。巻いてない方の足からマッサージだが、日頃
ハリやあんまに通って慣れている為、多少痛くされても全然平気だった。おかし
かったのが、マッサージしてくれてるおねーさんが、「どや、痛いやろ??」って
棒で足をぐーっと押しながら私の顔を見つめるのだが、全然痛くなくて気持いい位
だったので素の顔をしてたら気持悪がられた(まあそうやろな…)。タイ語で隣で
マッサージしているおねーさんに「ちょっと、この子うんともすんともいわへん
で!」のようなことを言ってるらしかったが「だって痛くないねんも〜ん」と内心
思っていた。しかしポイントによってはやはり痛い箇所もあり、「あうっ!!」
と声をあげるとおねーさんは「ほらな」ってな顔でニヤリと笑う。最後の方は
おねーさんと私の目と目での会話合戦であった。目で喋れるというのはまんざら嘘
ではないらしい。両足のマッサージが終わると肩と首のあんまを軽くしてもらい、
終了。家の近所にあったら、毎日通ってる…ってくらい気持よかった。私の回りは
おっさんだらけだったが、(若手ギャルは私1人)おっさんも「わしら毎日きとる
の〜〜うはははは」と笑ってたのでリピーターになる気持ちがとても良くわかった。
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●さよならタイよ
帰国の夜、パッキングも終え、集合時間まで少し時間があったので、ホテル内の
ベトナム料理店で生春巻きとフォーを食べた。フォーは結構おいしくて、同じベト
ナミーズでも前日に行った「ル・ダラット」よりおいしそうであった。帰り際だっ
たので、ゆっくり食べられず残念であった。ホテル内にナイスなお店があるとは
盲点だった。あわただしく食事を終え、集合時間。行きに一緒になったギャルズ
3人衆は行きより心なしか元気なく見えた。さすがにかしましギャルズでも最後まで
あのテンションは無理だったのであろう。1人は食あたりでぐったりとしていた。
空港でマシンガントークのサコンともお別れ。アクが強かっただけに別れ際なんと
なくさみしくなった。…が、ようやく静かになれたので安心もしたが。ゆっくり空港
内でおみやげを買い、22時30分の便で大阪へと飛び立つ。関西国際空港には朝の6
時過ぎに到着し、旅メイツと空港で解散した。タイは滞在5日と短かったが、是非も
う一度ゆっくり行きたいと思った。
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