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LIVE REPORT
ライブの感想を綴るコーナーです。 

■Alicia Keys(2004年10月19日 ZEPP FUKUOKA)

ジャパンツアー最終日のZEPP FUKUOKAの公演に行ってきました。
台風が近付いている為、小雨の降る中ZEPP前に並んでいると
ブロック順(A・B・〜)に呼ばれた。100単位で呼ばれ、
「細かい数字はお客さま同士でご確認ください」ってことで
めんどくさいのでそのままその場所にいた。
(確実に自分の番号より前だったと思う)
雨が降っていて混雑を避ける為なのか、ザルなシステムで良かった。
会場に入ってすぐ一番前のポールのある所を確保した。ステージから
向かって左側で、アリシアのピアノが置いてある所だった。

客層は20代以降がメインで男女比も半々位。外国人客もちらほら。
二階席は売り切れてただけあり満杯でした。スタンディングの方も
当日券の売れ行きが良かったのか盛況でした。

開演時間から10分〜15分くらい遅れてライブスタート。
フィル・コリンズの曲(←多分。)が流れる中、バックバンドの
メンバーが入ってくる。しばらくチューニングなどしてる間に客電が落ちて、
稲妻の様なフラッシュ効果の照明、落雷と雨の音の中 ピアノの音が響く。
ピアノにはスポットがあたっているけれど アリシアの姿はなく、
舞台真ん中の高い足場から降りてきた。
1曲目は「karma」。スカイブルーのタイトなショートジャケットとジーンズ姿。
顔が見えない位帽子を深くかぶって、とってもクール。
クイーンのフレディ・マーキュリーみたく マイクスタンドの
上部分をステッキの様に持って歌うアリシア。
帽子をとると、細かい編み込みドレッドの長い髪が美しく現れた。
ブルーのアイシャドウが似合って、ほんとにキレイ。会場から歓声があがる。

続けて「heartburn」。バックコーラスの女の子二人がアリシアと歌い、踊る。
シュープリームスとかそのあたりの時代を彷佛とさせるイメージ。
ダンスはビヨンセみたいに細かく腰を振って、とってもセクシーでした。
そのままノリ良く「 rock with you」と続いて、お次はクールダウンの
「woman's worth」。曲の前にアリシアが、ゆっくりわかりやすい英語で
オーディエンスに問いかける。「会場の中で、自分を最高の男性だと思う人はいる?」
「最高の女性だと思う人はいる?」みんな歓声で答えていた。
ピアノの前に座り、歌いはじめるアリシア。私はずっとアリシアの
てもとを見ていた。おもったより小さそうで、白くてかわいい手だった。
「How come you don't call me」では電話を使った演出があって
会場も盛り上がり、楽しかった。

アリシアのピアノソロが終わると、
「この曲はとっても大事な曲。会場の皆に捧げます」と言って
「if I ain’t got you」を歌ってくれた。アリシアのその一言にとっても感動しました。
開場を待っている時に、ZEPPの横のCDショップから、アッシャーとアリシアの
デュエット版の「if I ain’t got you」が流れていたので、思い出しながら聴いていました。

曲間にアリシアお着替え。ロングのジャケット(これまたスカイブルー)
のものに着替えて登場。指揮棒を持って、バンドの指揮をとる。
知的な感じのするアリシアには、指揮者のパフォーマンスが結構サマになっていた。
ふたたびピアノの前に座り、メドレー集。アリシアの曲ではなく、
おそらくカヴァー。(知らない曲だったのです)

ジャケットをバックコーラスの男の子に脱がせてもらって
ビスチェ姿になるアリシア。これがまたセクシーで女性の私でもはなぢものでした。
「slow down」「diary」を演奏。diaryのピアノ部分がとっても好きなので
生で聴けて感動でした。

いよいよクライマックス、「fallin'」で会場から歓声があがる。
歌が一切ブレない。ライブでこれだけ完璧なヴォーカルを
聴かせてくれる人ってなかなかいない。アリシアの歌唱力はホントにスゴイ。
感動のまま「Thank you! Fukuoka!」と言ってステージからアリシアが去った。

アンコールは、バックコーラス3人それぞれのソロと
待望の「you don't know my name」。
白いスカート姿のアリシアが登場。
携帯電話の小道具を使ってセリフのパートもやってくれました。
あっという間にライブが終了。客電がうっすらついて、
BGMが流れてもアンコールの拍手が続いたのでした。。

ロビーに出ると、ミート&グリートらしき一団がスタッフに連行(?)されてました
思わずついてゆこうかと思いましたが。。
出口でいしだ壱成とその彼女がいて、女の子たちに写メールとられまくってました。
お伺いもたてずに携帯むける行為って失礼では?と思いながら会場をあとにしました。

私がいつも「良かったな」と思うライブの条件は、
アーティスト自身が楽しんでいる事と、
オーディエンスとの距離を縮めようとしてくれる事。
アリシアのライブには それがあったし感じました。
なにより、本当に実力があれば、余計な演出がなくても十分楽しめる事を一番に感じました。




↑セットリスト。皆ノーマークだったのですんなりもらえた。

↓ツアーグッズ。Tシャツはアリシアの入れ墨柄3500円
 パンフは対訳付きで2000円でした





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