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【DAY3】
フィレンツェに移動
★朝8時半にピックアップが来るのでそれまでに朝食を、と思ったがピックアップのおじさんが早めに来たので食べ逃した。意外と時間に正確だなあと感心した。今日は列車でフィレンツェへ向かう為、ホテルをチェックアウトしてテルミニ駅へ向かう。出発迄に時間があったので朝食にパニーニを食べながら待つ。9時半の列車だったが、ホームには9:15発の表示しかなかったし、行き先もあっていたので乗りこんだ。「ユーロスターだ」と聞いていたのに、えらくきたない電車だなあと思いながら…。

 

車窓の風景。ケミカルブラザーズの世界。


★座席の隣は韓国人の女の子2人。「…学生さんですか?」と話しかけ、しばらく会話しているとどうも私達は電車に乗り間違えたらしいことがわかった。今乗っているのはユーロスターではなくフツーの私鉄で、駅にもガンガン停車するのでかなりフィレンツェまで時間がかかる。ちゃんとホームを確認しなかった(2階がユーロスターの乗り場だったもよう。私達が乗ったのは1階から)自分もあほですが…。あとの祭りでした。列車を飛び下りる訳にもいかないのであきらめてのんびり「世界の車窓から」を楽しむことにした。女の子2人は重たいスーツケーツを棚に乗せてくれたり、イタリアネタを教えてくれたりとなかなか感じいいのギャルズでした。ユーレイルパスを駆使してヨーロッパ旅を楽しんでるとのこと。4時間位かかって、ようやくフィレンツェ、St.Maria Novella駅に到着。「良い旅を〜!」と言いあってギャルズと別れた。



↑間違えて乗ってしまった列車。ま、終わりよければすべて良しってことで。


★駅に着くのが遅れたので当然ピックアップの人もおらず、自力でホテルへ向かう。しかし超駅前で、ピックアップいらなかったのでは?と思ったほど。受付では美術館の彫刻みたいにキレイな顔したおにーさんがいた。冷たくはないけどぶっきらぼうで、「パスポートは預かる」と言う。旅人にはパスポートは命の次に大事なもの。返してくれと言うたが「あとでね」と言われしぶしぶ渡す。ガイドブックにも同様のことが書いてたので驚きませんでしたが、やはり渡すのはあんまり気分のいいものではありませんでした。書き写すぐらい、すぐできんのかね?と思いました。

 

↑ホテル「DELLE NAZIONI」駅前だったので便利でした。

 

とりあえず腹ごしらえってことでポンテ・ヴェッキオ橋の近くの
「トラットリア・ポンテ・ヴェッキオ」へ。
入口のメニューを見つめるも、入らない人が多かった。何故?



こざっぱりしていて気どらない感じの店内でした。
給仕のおにーさんは男前でしたが、えらい顔濃かったです。



ポルチーニ茸のリゾット。この旅No.1のうまさでした。量もいい感じ。



右手がトマトたっぷりブルスケッタ、(激うま)
手前が白身魚のオレンジ煮(激激激うま)至福の時でした。



ウフィツィ美術館前。やはりずらりと行列。30分程待って中へ。
「ヴィーナスの誕生」や「春」などの有名な絵画を堪能しました。



美術館より撮影。ベッキオ橋を一望できる。



フィレンツェの街ではストリートパフォーマーをよく見かけました。
女の子、おそるおそるコインを入れるの図。


★ガイドブックに載っていた安くてうまいという中華料理店を探してさまよっていると、教会からアリアが聴こえてきた。「10ユーロほどかかるけど入る?」とママンにたずねたら、目を輝かせていたので入ることに。中は満員御礼で座る場所もない状態。しかし教会で音楽を聴く機会などめったにないのでしばし音楽に酔いしれる。パイプオルガンとソプラノの女性だけというシンプルな構成でしたが、教会に響く美声はすばらしく、鳥肌がたちました。パイプオルガンの音が、体中に響く感覚もすごかった。曲も「トッカータとフーガ」や「アヴェ・マリア」など聴いたことのある曲が多く、聴きやすかったです。偶然通った道で貴重な体験が出来てよかったね、と言いながら、帰り道にあった中華料理店「皇城餐館」(探してたとこではありません)に入りました。前菜と麺とおかずとビールで1人8ユーロ=880円位と、この旅一番の安さでした。

DAY|